2013年3月10日付 鳥取民報
鳥取市の市庁舎新築移転を問う市民の会(吉田幹男会長)は3日、市内で耐震改修の早期実現を求め
る市民集会を開きました。
竹内功市長は、市庁舎の新築移転か耐震改修かを問う住民投票(昨年5月20日)時点と「民意が変わってきている」として、投票結果(耐震改修が6割)を無視して、新築移転も含めて白紙から見直すための専門家委員会を立ち上げました。
谷口肇組織部長は、竹内市長の選ぶべき道は「自らの責任で市民の意見を聞きながら具体化すること」の一本しかないと強調。「市民は、大きな借金をかかえる市は無駄づかいをすべきではないと新築移転に反対した」と指摘し、耐震改修を求める署名活動の成功を呼びかけました。
八村輝夫副会長は、民主主義に反する竹内市長のやり方にノーの意思表示をする署名だと訴えました。
竹内市長のリコールを求める声や「1年後の市長選で決着を」との声が出ました。
〝住民投票で示した耐震改修案が約21億円ではできない〟と市長や市長派議員は宣伝していますが、①工事費約21億円②市民の声を聞いて耐震改修案を見直す―は、市議会が市民に約束したものであり、市議会には守る責任があります。