鳥取市議会伊藤質問  住民投票に従い庁舎の耐震改修を

2013年3月17日付 鳥取民報

 

 2月定例鳥取市議会で1日、日本共産党の伊藤幾子議員が市庁舎問題について質問しました。
 伊藤議員は、竹内市長が〝民意は変わった〟として住民投票の結果(耐震改修が6割)にとらわれず、白紙に戻して新築移転を含めて市民の意向をとらえ直して方向性を決めようとしている点を追及。
 民意は「新築移転反対」だと指摘し、竹内市長が住民投票結果に示された耐震改修を受け入れるよう要請しました。
 竹内市長は、住民投票は「新築移転」か「耐震改修を基本とする」かの二者択一でおこなわれ、新築移転が否定されたのではないとの認識を示し、専門家委員会の議論を経て、現時点の市民の意見を踏まえて方向づけたいと答えました。
 伊藤議員は、そもそも市民が5万人分の署名とともに「新築移転」の是非を問う住民投票を求めたことを指摘。それを否決して二者択一にしたのは議会で、2号案(議会の耐震改修案)に意見があっても「新築移転に反対」だから2号案を選んだ市民もいたとして、耐震改修をするよう求めました。
 竹内市長は、「新築移転に反対だから、問題があると思っても2号案を選んだ、市民がいることは否定しない」と答えました。