2013年4月7日付 鳥取民報
えねみら・とっとり(エネルギーの未来を考える会)は3月17日、島根原発差し止め訴訟の原告弁護団を申し出た安田寿朗弁護士を招いて鳥取市で説明会を開きました。
「中国電力・島根原子力発電所3号機の運転をやめさせる訴訟の会」鳥取県側代表の新田ひとみ氏があいさつ。同会は、3号機の差し止めを求めてこの春、中電に民事訴訟、国に行政訴訟を起こす予定です。
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安田氏は、伊方原発訴訟で最高裁が、原子炉施設の安全性の審査は①万が一にも起きないよう②極めて高度な最新の科学的、専門技術的知見に基づいて③一番新しい基準で判断し④情報を持った電力会社側が証明しなければならない―との判決を出したことを紹介。
福島原発事故を踏まえて、裁判での「安全神話」が通用しなくなり、原発の「新安全基準」が本当に安全が担保されたものかも問題になると指摘しました。
参加者は、3号機は核燃料を装荷されると廃炉費用が生じ、1、2号機と合わせたリスクが大きくなるので、稼働許可を出させない世論を大きくしようなどと議論しました。