鳥取市けたか9条の会が講演会  安倍経済政策は庶民を苦しめる

 2013年4月14日付 鳥取民報 

 

 鳥取市のけたか9条の会は3月16日、鳥取大学の藤田安一教授を招いて講演会を開きました。
 藤田氏は、アベノミクスについて講演。大企業、大金持ちの懐を肥やし、庶民を賃金低下、物価高で苦しめると指摘しました。
 藤田氏は、アベノミクス=①大規模な公共事業②大胆な金融緩和③成長戦略=は、①景気対策でつくった使用価値の低いインフラと、借金の山を残した過去への反省がない②日銀が国債を買ってお金を増刷し貨幣価値を下げインフレを起こすやり方は、戦前・戦後の反省がない③大企業のための成長戦略・規制緩和は、不安定雇用、低賃金、低福祉になる―と批判。
 円安・株高も一時的な効果しかなく、「国債を大量発行し、財政赤字を増大させていくと、国債の暴落と財政破綻を招き、ギリシャの二の舞になる」とのべ、安倍首相が、参院選後に消費税増税、憲法を変えて戦争をできる国にする戦後レジームの転換をもくろんでいると警告しました。