2013年4月14日付 鳥取民報
八頭町議選が9日告示され、日本共産党の川西さとし(58)=現=、谷口みさ子(73)=現=の両候補が現有2議席の確保をめざし第一声を上げました。定数は2減の16、14日投票です。
党議員団はこの間、町営「さんさんバス」路線の見直しの声を行政に届け、「皆原線」新設に努力。不妊治療への町の上乗せ助成、子宮頸がんワクチン接種の公 費助成を実現し、障害者用トイレの設置、バイオディーゼル燃料の推進(学校給食の廃油を精製し給食車に利用)、国保一部負担金の減免要項の策定、公共施設 グラウンドの芝生緑化、危険個所の安全対策をすすめてきました。
党のアンケートでは、望むことは①国保税の引き下げ②雇用拡大③介護保険料の軽減④農業支援、議会に望むことは①税金のムダをチェック②住民の声を聞いて③議会で発言してほしい―で、「シカの被害が広がっており、なんとかしてほしい」との声も寄せられています。
2候補は、①国保税、介護保険料・利用料の引き下げ②住宅リフォーム助成制度の創設で仕事と雇用増やし③新規就農者への町助成など農業支援④高校生の通学費助成⑤TPP参加ストップ、消費税増税反対―等の政策を訴えました。
7日、町長候補、町議候補らを招いて「町づくりを語る会」が開かれました。
各候補の発言から、農業を基幹産業とし、中山間地を抱え過疎化する町の問題が浮き彫りになりました。
①人口減少は地域から活力を奪い、財政基盤縮小②合併特例が切れて地方交付税2割減少③若者の働く職場がない④農業は高齢者頼み⑤高齢者等へのタクシー3 分の2助成など交通弱者対策が充実する⑥一方で国保・介護保険料の負担が重い⑦町報で町長への質問者が不明、誰が何に賛成(反対)したか不明など、町民に 開かれていない議会―などの問題が上げられました。