日本共産党の伊藤幾子鳥取議員は11日、6月定例市議会で市庁舎整備などについて一般質問しました。
竹内功市長は、提案説明で庁舎整備について①防災と市民サービスの充実強化のため旧市民病院跡地に新たな庁舎を建設②庁舎の機能は新庁舎と駅南庁舎に集約③既存の庁舎は活用方法を考える―と方針を表明しました。
伊藤議員は、文面を見れば新築移転に読めると指摘。「住民投票(昨年5月)の結果を尊重する」と言ったことは撤回するのかと追及しました。
竹内市長は、「新築移転とは思わない」と強弁し、「耐震改修案(市議会作成)は実現不可能だった。市民意識調査(今年4月)は『耐震』3割、『新築』3割、『再考』%だった。新築移転か耐震改修かの二者択一論で考えるべきではない。住民投票は最重要な要素ではなく、考慮すべき要素の一つ」と答えました。
伊藤議員は「新築移転でない」は通用しない欺瞞だと指弾。「新築」を撤回し、住民投票で選ばれた耐震改修を実施するようただしましたが、竹内市長は応じませんでした。
竹内市長は、児童手当訴訟について「預金の原資が児童手当など差し押さえ禁止財産の場合は押さえない」と答えました。