「市庁舎新築移転を問う市民の会」(吉田幹男会長)は22日、鳥取市で竹内功市長が事実上の新築移転を表明したことに対する抗議集会を開きました。市民ら約200人が参加しました。
八村輝夫副会長は、市民は住民投票で耐震改修を選んだのであり、それを無視して新築移転をすすめる市長は、誠実さのかけらもないと批判し、「耐震改修をさせるまでがんばりましょう」と呼びかけました。
日本共産党の伊藤幾子市議は、なにがなんでも新築移転をしようとしている市長の動きを止めてきたのが市民の運動だと評価。「市長に耐震改修をさせるようがんばりたい」と連帯を表明しました。
会派「結」の橋尾泰博市議は、議会が住民投票結果を尊重して耐震改修の方針を決めたことを報告しました。
参加者は「住民投票を無視できることになれば、全国に与える影響は大きい。議会は役割を果たしてほしい」など発言しました。
集会は、「(竹内市長の提案は)住民投票で60%を超える市民が否定した新築移転案を復活させるもので、民主主義をくつがえす暴挙だ」として、竹内市長に直接市民の前に出て説明するよう求める「集会宣言」を採択しました。