自民党の石破茂幹事長の地元、八頭町の町議会で6月21日、「TPP(環太平洋連携協定)交渉参加表明の撤回を求める意見書」が賛成多数で可決されました。
6月定例会では、全日本農民組合鳥取県連合会(田中宏会長)の出したTPP反対の陳情が審議され、産業福祉常任委員会では、日本共産党の川西聡議員が採択に賛成しただけで、反対5人で不採択となりました。
本会議では、川西議員ら6人が賛成討論し、3人が反対討論。
川西議員は、安倍首相自身が「重要品目の例外が認められる保証はない」と言っていることを指摘して賛成。他の議員も、「農業が荒廃する」「畜産がなくなる」「TPP参加を容認すれば、4月の町議会選挙で農業を守ると言った公約に違反することになる」と賛成しました。
反対した議員は「安倍首相、自民党を信じるべきだ。国民に不利益になるようなことはしないと思う」などとのべました。
陳情は賛成8人、反対7人で採択されました。
川西議員が中心となり、陳情に基づく意見書案を作成。本会議で賛成9人、反対6人で可決しました。