【8月11日付】大山に福島の子どもたちを招待 放射能の心配なく遊び食べさせたい

 鳥取県西部の有志による「福島こども保養プロジェクト」は、7月28日から8月2日まで大山に福島の子どもたちを招待しました。
 全国の保養プロジェクトは小学生以上が多いため、同プロジェクトは、就学前の子どもを対象に参加者を募り、4家族が応募。母親4人と3歳から7歳の子ども6人(男女3人づつ)の計10人が、福島市、郡山市、天栄村から来ました。
 プロジェクト責任者の男性(45)は、「昨年に引き続き2回目です。福島では子どもたちが外遊びを制限され、親子さんたちは食事も県外産を購入するなど気を使っています。原発事故は収束せず、息の長い支援が必要です」と事業の必要性について強調しました。
 参加した母子は、NPO法人大山綿の花など地元の歓迎を受け、大山ペンション村(伯耆町)のコテージに寝泊まりし、水木しげるロード観光、海水浴、海鮮バーベキュー、流しそうめんなど楽しみました。
 5歳の息子と参加した女性(45)は「放射能の心配もなく食べさせ遊ばせたい」と話していました。
 事業資金約60万円は、県の助成から漏れたため、市民からの募金でまかないました。