【8月8日付】大山町で大山口列車空襲慰霊の集い  平和のために伝えつづける

 「大山口列車空襲 慰霊と平和祈念の集い」が7月28日、鳥取県大山町で開かれ約130人が参加しました。
 集いは、大山口列車空襲被災者の会(山林紀代美会長)が主催し、被害者や遺族、地元小学生らが参列しました。
 大山口列車空襲事件は、終戦間際の1945年7月28日の朝起きました。JR大山口駅の東方約600㍍の掘り割りに止まった11両編成の米子方面に向かう列車に、米軍艦載機3機が機銃掃射とロケット砲で攻撃を加え、45人以上の死者と31人以上の負傷者を出しました。
 前2両に傷病兵が乗った列車には、赤十字のマークが付いていました。攻撃は前2両に集中し、国際法違反が指摘されています。
 当時13歳の伊木弟一郎さん(81)は、列車空襲を目の当たりにしました。米軍機の攻撃の様子などを語り、「空襲を忘れず、平和のために伝えつづけることが私の使命です」と話しました。