9月定例鳥取市議会で13日、「市庁舎新築移転を問う市民の会」が提出した請願について採決がおこなわれ、賛成13人の少数で不採択となりました(議員は欠員1人の35人)。
同請願は、竹内功市長がすすめる市庁舎「新築移転」を柱とする「基本方針案」に基づく全ての作業の中止を求めたものです。
日本共産党の伊藤幾子議員が賛成討論。伊藤議員は、昨年5月の住民投票で「耐震改修および一部増築」が選ばれたことを強調し、「基本方針案」の「新築移転」は、住民投票の結果を無視したもので市民の声を反映していないと批判しました。
市議会の「市庁舎特別委員会」は最終報告で、「2号案(耐震改修案)のままでは実現できない」としたが、「住民投票の結果を尊重し、今後も市民の声を取り入れて調査研究を」とのべていると指摘。住民投票結果を無視する竹内市長のやり方をただすことは、議会の役割だとして採択を求めました。