鳥取県では13日、JR鳥取駅北口に13人、米子市文化ホール前に約50人、境港市の水木しげるロードに20人が集まり、原発ゼロ全国統一行動に取り組みました。
米子では、「魔よけの木の根彫刻」のオブジェをかかげ、中国電力米子営業所までデモ行進しました。
「原発ゼロへ」金曜日デモ実行委員会が「汚染水を止められない原発からさようなら」、さよなら島根原発ネットワークが「放射能の危険性」を訴え、山陰放射能汚染を考える会が「夏の福島子どもプロジェクト」、県・中部九条の会が「青谷原発阻止の闘い」を報告しました。
新婦人が原発ゼロの替え歌、ペンペン草&9条バンドが「原発をなくそう」「戦争を知らない子供たち」を歌い、原発ゼロを訴えて参加者で合唱しました。
境港では、観光客でにぎわう水木ロードで「さよなら原発」1000万人署名を呼びかけました。
広島から来たという子ども連れの父親が「上関原発が進められていますから」と署名するなど、136人分の署名が寄せられました。
鳥取では、原発ゼロを訴えるビラを配り、〝島根原発稼働〟に「賛成」「反対」、〝福島原発の汚染水はコントロールされている〟に「○」「×」のシール投票、「原発事故子ども・被災者支援法」署名に取り組みました。
「『支援法』に基づく施策の早期実現を求める会」の山中幸子代表は、基本方針の閣議決定に抗議。被災者の声を無視し、住宅、健診、医療費減免などの支援対象地域を福島県の33市町村に限るのは、多くの被災者を切り捨てるものだと批判しました。
民青同盟の岡田正和県委員長は、中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発は、安全な状態とは言い切れず、再稼働すべきでないと主張しました。
「原発停止は経済的でない」と言う青年に、参加者は「米国では高コストを理由に原発から撤退している」「半世紀に及ぶ事故収束・廃炉作業、被害補償、汚染水処理、除染、安全対策などの費用を入れると原発が一番高い」と話しました。兵庫県から来たという60代の男性は「廃棄物が日本で処理できないものは、やるべきではない」とのべました。