境港市議選(定数16、立候補18人)が9日投・開票され、日本共産党の定岡敏行氏(70)=現=が779票、14位、安田とも子氏(42)=新=が996票、6位で当選し現有2議席を確保しました。
前回との比較では、合計で得票数が59票減でしたが、得票率は0・36%増の10・15%でした。参院比例票を511票上回る1・4倍の票を獲得しました。
両候補は選挙戦で、公共下水道の整備で50億円、大型可燃物処理施設建設凍結(米子市の施設に搬入)で70億円、西部広域の一般廃棄物最終処場(エコスラグセンター稼働で処分量が4分の1に減少)の委託費を年間2億円、それぞれ節約したことを報告。
①保育料の半額化・第3子以降無料化、小・中学校給食の無償化②国保税1世帯1万円の引き下げ、介護保険の負担軽減③住宅リフォーム助成制度の実施、保健師の増員④原発ゼロ、自然エネルギーへの転換―などの政策を訴えました。
選挙最終日の8日には、中川智子宝塚市長が定岡氏の応援に駆けつけました。
中川市長は、東日本大震災による福島原発事故後、原発ゼロをいち早く表明し、再生エネルギーの導入に力を入れ、市民共同発電所の建設を推進していると話しました。
島根原発の20~30㌔圏内にある境港市で再稼働反対の定岡さんの議席を失うわけにはいかないと強調しました。
議会構成は、共2(2)公2(2)自1(0)民1(0)無10(12)、議席占有率12・50%(同%)(前回)。投票率は前回より3・82%減の60・91%でした。