鳥取県で初の市民による太陽光発電所が完成し4月19日、鳥取市の空山ポニー牧場で点灯式が開かれました。太陽光パネルは馬房屋根に設置。出力は8㌔㍗です。
点灯式は、アースデイ(地球環境を考える日)の1企画として取り組まれ、大勢の参加者で賑わいました。
とっとり市民共同発電所実行委員会の手塚智子代表が、「太陽のエネルギーは石油にも原発にも頼らない未来の子どもたちがずっと使いつづけられるエネルギーです。これからも取り組みをつづけて、エネルギー自立の地域をつくりたい」とあいさつしました。
ポニー牧場の厩舎屋根を貸したNPOハーモニィカレッジ(牧場経営)の大堀貴士理事長は、「みなさんの寄付でつくられた馬房に、こうしてまた市民が力を合わせて太陽光発電所ができました」と感謝の意をのべました。
県の中山貴雄生活環境部長は、「再生可能エネルギーは行政だけではなく、一人ひとりの取り組みが大切です。みなさんが力を出し合って建設いただいたことは大きな一歩です。これを機に、自らエネルギーをつくる取り組みが県下に広がっていくと思ます」とあいさつしました。
1口10万円の出資者約50人と建設協力金を得て完成した発電所は「空山ポニー発電所」と名付けられました。