第85回メーデー鳥取県集会は1日、鳥取市のとりぎん文化会館で開かれ約550人が参加し、JR鳥取駅まで「憲法改悪反対」「消費税増税反対」など唱和しながらデモ行進しました。
主催者を代表して、県労連の田中暁議長があいさつ。松本光寿弁護士、日本共産党の角谷敏男鳥取市議が来賓あいさつしました。
田中議長は、消費税増税による増収5兆円のうち、社会保障関連に使われるのは5千億円にすぎず、大半は大企業減税や大型公共事業に使われるとのべ、10%への増税を阻止しようと訴えました。
安倍内閣は財界の要望に応え、解雇自由化、残業代ゼロ法案、生涯派遣をねらい、社会保障を自助・共助の社会保険方式に変え、憲法25条を解体しようとしているが、このような歴史の逆行を許してはならないと、たたかいを呼びかけました。
松本弁護士は、集団的自衛権行使容認の解釈改憲は憲法を空洞化するもので許されないと批判しました。
角谷市議は、1920年に始まった日本のメーデーが36年に、戦争に向かう政府によって禁止され、自由と権利が奪われた歴史をふり返り、今また、安倍内閣が自由と権利を制限する秘密保護法を強行し、戦争する国づくりをすすめていると指摘。危険な暴走を食い止めようと呼びかけました。
集会には、「デモもテロ」のイシバシ・ゲルも登場して場を盛り上げました。