鳥取県米子市の「『干拓虫』被害の調査と対策を求める会」(畠山美枝子代表)は9日、米子市に対して「干拓虫」被害の解決を申し入れました。
畠山代表ら4人が市環境政策局を訪れ、山田津八百局長が応対しました。日本共産党の石橋よしえ市議が同席しました。
畠山代表は、「干拓虫」について「ひどいかゆみが2週間にも及び、体長が1㍉と小さいため、網戸をくぐって入って来ます。密集して襲ってくるため、びっしりと体に張り付くこともあります。下着の中にも入って来ます」と訴えました。
河崎地区の小学校と中学校に娘を通わせている女性は、「プールの授業では全身をかまれます。小学校はクーラーがないので窓を開け、昼間もかまれます。夜はかゆみで目がさめ、安眠できません」と話しました。
参加者らは、5月~9月の間、弓ヶ浜半島の中海側に被害が広がり、最近の傾向として夕方だけではなく、朝、昼、晩にも被害があるとして、被害の実態や「干拓虫」の種類、生態について調査し、駆除などの対策を取るよう求めました。
市の担当者は、イソヌカカに加えてトクナガクロヌカカの被害も増えており、調査すると約束しました。