【7月6日付】民青同盟が美保基地見学・学習会  大型ヘリ・輸送機配備で高まる危険

 民青同盟鳥取県委員会は6月8日、航空自衛隊美保基地(境港市、米子市)の航空祭スタディーツアーを開き、10人が参加しました。
 美保基地航空祭では大型輸送機C130、C1、大型ヘリCH47などを見学。美保基地資料館では、旧日本軍時代からの美保基地の成り立ち、旧日本軍美保海軍航空隊や予科練空(飛行予科練習生の教育部隊)、特攻隊などの資料を見学しました。
 その後、市内で美保平和委員会の明石孝男会長を講師に「安保条約と美保基地」について学習しました。
 明石会長は、戦前に美保航空隊基地のために800㌶の農地が接収され、住民が強制移転されたこと、1947年に米軍が駐留し、農地がカービン銃とブルドーザーで接収されたとき、住民の反対闘争が起きたこと、日本に返還後、56年のジェット戦闘機基地化計画を住民の反対運動で断念させたことなど紹介しました。
 今後、CH47の配備が始まるが、予定されているC2の配備が遅れ、米艦載機の岩国基地移転にともない、美保基地にオスプレイが配備される可能性があると指摘しました。
 参加者は、「沖縄のように強制収用がなさせたことに驚いた」「美保基地が前線基地になる可能性がある」などの感想を寄せました。