鳥取県の男女共同参画推進課は7月25日、男性の家庭進出プロジェクト講座「家事するオトコが社会を変える!」を開きました。
NPO法人「tadaima!」代表の三木智有氏が講師を務め、家事シェアのめざすもの、「女性が働き続ける」に必要な4要素、産後クライシス、「くらしの担い手」「家族を幸せにする仕事」としての家事、時短家事、家事を通して「学べること」「子どもに学んでほしいこと」について問題提起。参加者は、グループに分かれて討論し、意見をまとめ発表しました。
三木氏は、家事シェアの目的は「女性だけにかかっている家事のプレッシャー(負担)を解放し、女性の社会進出を保障すること」だと指摘。共働き・共家事・共育児は、家事育児、収入の両面でリスク回避できると強調し、女性が働き続けるためには、仕事、職場の理解、保育環境、夫や家族の理解が必要だとのべました。
家事を通して「男性も家のことに精通し、平等の権限を持て、居心地のいいくらしを実現でき、役割を分担することで家族に喜んでもらえる」とのべ、子どもの学び(気遣い、心地よく暮らすスキル、段取り力、感謝の気持ちなど)の場になると指摘しました。