鳥取県の青年らでつくるピース・オブ・ピースは7月21日、岡山県奈義町の陸上自衛隊日本原基地見学ツアーを企画し、13人が参加しました。日本共産党の森藤政憲奈義町議が、基地について解説し演習場と駐屯地を案内しました。
森藤町議は、日本原演習場は1908年に陸軍が買収して開設し、面積は1900㌶で甲子園の500倍で奈義町の2割を占め、年間12万人の自衛隊が演習に参加し、年の7、8割は訓練日でそのうち実弾訓練が150回あると紹介しました。
使用する実弾は年に約40万発、高価なミサイルは1発3000万円で矢臼別で年に4発撃つと報告しました。
日本原駐屯地は1970年に開庁され、700人余の自衛隊員が駐屯し、戦車、特科(大砲)、高射特科(ミサイル)の部隊があり、自衛隊関係者が人口約6200人の奈義町の有権者の1割を占め、一般会計に占める自衛隊関係の歳入は8~10%だとのべました。
地元の商店を利用する取り決めで地元は潤い、自衛隊員との結婚も多いが、集団的自衛権行使容認で心配する声が上がっていると話しました。
参加した青年らは「戦争が近づいて来ている気がする。今のうちにできることをしないと」「憲法解釈変更はおかしい。戦争できる状態になり、戦死者が出て徴兵制にもなりかねない」などと感想をのべました。