【9月21日付】県に署名渡し白撤回を要求 産廃処分場で「大山守る会」

県環境管理事業センターが米子市淀江町小波地区に計画している管理型産廃最終処分場に反対する「大山ふもとの自然環境と米子の水を守る会」は10日、県に対して計画の白紙撤回を求める署名を添えて、公開質問状を提出しました。
 松本正孝、山根一典両代表、日本共産党の松本松子前米子市議、大谷輝子元県議ら7人が県庁を訪れ、野川聡統轄監が応対しました。提出した署名は、累計で1万5千人分を超えました。
 事業者の環境プラント工業が下請けを使って実施した地下水3次元浸透流解析について、参加者から「透水係数を実際の粘性土層ではなく、砂礫層で計算している(地下水の位置に影響)」「元請けがチェックしていない」との指摘があり、県側は、今後丁寧に答えていくとのべました。
 大谷氏は「水源の近くや上流につくってはならないのでは」と質問。県側は「汚染水が漏れない設備で心配ない」と答えました。
 参加者は「遮水シートも劣化し、ベントナイト(粘土層)も万全ではない」「ダイオキシンは処分場内で濃縮する」「中間処理した県外産廃の搬入はおかしい」と訴えました。
 野川統轄監は、今後も説明責任を果たしたいと答えました。