9月定例鳥取市議会で日本共産党の角谷敏男議員は9日、市役所本庁舎を住民投票どおり耐震改修するよう求めて、深沢義彦市長に一般質問しました。
角谷議員は「住民投票(耐震改修が6割を占めた)をやったのに…どうして新築なのか」と思っている市民は少なくないと指摘し、「市当局や議会に対し、住民投票とは違った状況に反省を求める厳しい意見もある」と強調しました。
そのうえで、市当局が市民に配布したチラシ「漫画でわかる市庁舎整備のはなし」で「移転新築を公約した市長が当選した」として、耐震改修を否定して新築移転をすすめていることを批判。
4月の市長選で、耐震改修を主張した2人の候補が5万1335票を獲得し、深沢市長の票(2万9625票)を大きく上回ったことを指摘し、市民の意思に反するやり方や、住民意識調査で35%の市民が不公平とした市の情報提供のし方を改めるよう市長をただしました。
深沢市長は、情報提供のし方は考えるとして「今なぜ新築移転が正しい選択か、わかりやすく説明し理解を求めていきたい」と答えました。