【9月21日付】美保基地米軍機訓練で申し入れ 訓練中止し米基地化撤回を

 航空自衛隊美保基地で米軍機が11日に連続離着陸訓練(タッチアンドゴー)を実施する問題で、日本共産党西部地区委員会など5団体は10日、防衛省中国四国防衛局(芹澤清局長)に対して抗議するとともに、訓練の中止と美保基地の米軍との「共同使用基地」を撤回するよう申し入れました。
 申し入れでは、美保基地から関係自治体への通知が、最初の訓練予定日の4日(雨天で中止)の前日に初めて行われるなど、住民無視のやり方に強く抗議。美保基地が米軍基地化されていることを裏付ける事態だとして、「共同使用基地」撤回を求めました。また、共同使用基地化は当時の2000㍍の滑走路であり、2500㍍に延長された滑走路(500㍍分)を使用する根拠がどこにあるのか、説明を求めました。
 参加者らは、「米軍機の訓練は、事前協議もなしに、いつでも使えるということか」、「自衛隊のことを防衛省は把握していないのか」とただしました。
 応対した中国四国防衛局美保防衛事務所の宮ヶ原誠所長は、「防衛局も訓練のことは3日に初めて美保基地から知らされた」、滑走路延長後の使用の根拠も「後ほど回答する」など、無責任な回答に終始しました。