【10月19日付】「たんぽり村まつり」開催 地産地消で共同生活

鳥取市佐治町で4日~6日の3日間、循環型社会をめざして「たんぽり村まつり」が開催されました。たんぽりとは、川を掘って理想の場所を自分でつくるイワナのことです。
 谷上和雄村長が開村を宣言し、「高齢化率トップの佐治町に、若い人がやろうと声をかけてくれた。〝昔の暮らしに未来を探そう〟をテーマに、心豊かな生活をめざそう」とあいさつしました。
 自給自足、循環型の地域社会をつくりたいと思ったから」と語りました。

有機栽培のコメや野菜、食材、調味料、自然食堂の店が並び、地元の木地師、埼玉県の鍼灸師、土づくりの専門家が出店。熊本の半農シンガーが歌い、参加者で交流しました。
 村の取り決めは、①マイはし、カップ、お皿持参でプラスチック容器は使用しない。忘れた人は竹で作る②電気は太陽光発電のみ③料理にガスは使わず、地産 地消できる薪と炭のみ使用④地域通貨「たんぽり」を発行⑤出店者も参加者も村人となり、夜はみんなでご飯を作り、五右衛門風呂に入り、共同生活する―で す。
 実行委員長の幸田直人さん(32)は、「村を開こうと思ったのは、外部の食料やエネルギーに頼らない