鳥取市は10月22日、リノベーション(空き家・空き店舗を大規模改修)まちづくり講演会を開きました。
長野市の善光寺門前で倉庫を改修して事務所を開設し、空き家・空き店舗専門の不動産・建築業を営んでいる倉石智典氏が講演しました。
倉石氏は、放置されている空き家・空き店舗を大家と交渉して登録し、空き家見学会の開催などで入居者(テナント)を募集し、入居希望者と話し合ってプランニングをして、設計図(平面図とパース)を示し、リノベーションして住居、事務所、仕事場(アトリエ)、店舗として再生・活用していることを、事例を示しながら紹介しました。
最初は、学生やアーティストの下宿や仕事場からはじまり、シェアハウス、シェアオフィス、ゲストハウス、パソコン1台で仕事のできるゲームメーカーのサテライトオフィスなどを手掛け、人が集まると店が成り立ち、食堂やカフェ、登山用品店を手がけたと話しました。
約50軒を入居者を得て再生し、若者のつどうまちができたと報告。改修に300万円かかっても家賃5万円なら5年で元が取れ、住居兼店舗なら繁盛しなくても売り上げで暮らしていけるし、大家も喜ぶと話しました。