日本共産党衆院比例中国ブロックの大平よしのぶ候補は10日、鳥取県入りし、米子、境港、倉吉、鳥取の各市で街頭演説しました。
大平候補は、消費税10%を許すかどうかが大きな争点だとのべ、消費税増税では、景気回復も財政再建もできないと指摘しました。
消費税を増税せず、大企業、大資産家に応分の負担を求め、大企業の内部留保活用(大幅賃上げ、正規雇用拡大、中小企業支援、福祉充実)で国民の暮らしを応援して景気を回復させれば、40兆円の財源をつくれると、消費税に頼らない別の道を示しました。
アベノミクスをつづけても、大企業、大資産家を富ますだけで、国民の暮らしを豊かにすることも景気回復も経済成長もできないと批判し、国民の暮らしを直接応援する経済政策への転換を訴えました。
大平候補は、「子どもたちを絶対に戦争に送りません」と、安倍政権の戦争する国づくりに反対し、「憲法9条を生かした平和外交で北東アジアに『紛争を話し合いで解決する』平和の枠組みをつくります」と、日本共産党の安全保障・外交政策を紹介しました。
原発についても、島根原発の再稼働、下関原発の建設に反対し、原発13基分の節電が可能になり、原発ゼロが1年2カ月つづいていると報告。エネルギーを自然再生可能エネルギーに転換し、原発ゼロの日本を実現しようと強調しました。
政治と金の問題も争点だとして、政党助成金をもらう政党(自民党が本部収入の6割、維新の7割、民主党の83%が税金)や、大企業から献金を受ける政党に今の政治(大企業中心、アメリカ言いなりの政治)を変えることはできないとして、政党助成金も企業・団体献金も受け取らない日本共産党がのびてこそ政治を変えることができると主張しました。
「中国ブロックには日本共産党の議席がありません。国民の声を代弁する日本共産党の議席奪還に力を貸してください」と訴えました。
境港市役所前で演説を聞いていた男性(36)は、「たまたま、通りがかった」とのべ、「共産党には、がんばってほしい。特定秘密保護法や、戦争する国づくりをやらせないために、あらゆる勢力を結集して、安倍政権を終わらせてほしい」と話しました。
ビラを受け取った女性(84)は、「(アベノミクスは)もうかっている人もいるが自分には関係ない。とにかく暮らしやすくしてほしい」とのべました。