日本共産党鳥取県西部地区委員会の福住英行委員長と青亀寿宏琴浦町議は3日、琴浦町の大山乳業農業協同組合を訪れ、酪農や食料の問題などについて幅田信一郎組合長と懇談しました。
幅田組合長は、バター不足について牛乳の生産量が減少してバターに回す牛乳が減っているためとして、乳牛が減っていることが主な原因だと指摘。「本州の牛乳生産量が減り、北海道から調達している状態で、北海道のバター生産量が落ちている」とのべました。
大山乳業では、昨年1年間で乳牛が約200頭減り、このまま牛乳の生産が年間2~3000㌧減りつづければ生産量が5万㌧を割ってしまうと危機感を表明しました。
140戸余の酪農家があるが、後継者がいるのは3分の1程度で、後継者不足の背景に消費税、輸入飼料・燃油代など生産コストの上昇、乳価の低迷、TPPなどの将来不安があると指摘しました。
食料は安全保障であり、どの国も補助金で農家を守っていると強調し、乳価の安定、所得保障による後継者の育成を求めました。
福住氏は、地元の大山乳業の牛乳が4月から再び学校給食に提供されるようになったことを喜び、市田忠義副委員長を招いての演説会を案内しました。