とっとり震災支援連絡協議会は11日、鳥取市で東日本大震災の被災者支援フォーラムを開きました。
福島県南相馬市文化スポーツ課の佐藤光さんが「わたしが見た被災地の子どもたち」と題して講演しました。
佐藤さんは、福島第一原発から20㌔圏内にある小高区は、小・中学校を鹿島区の小・中学校校庭の仮設校舎に移し、帰還率も25%と少ないと指摘。原発事故は収束していないと強調し、息の長い支援が必要だと訴えました
フォーラムでは、宮城県南三陸町出身の男性(19)が自らの思いを語りました。村田さんは、地震による津波で両親を亡くし、母親の故郷である鳥取市の祖母の元に身を寄せました。
一浪して、両親の面影を追いかけ、両親が出会った大学に今春入学します。「国文学をやり、将来は文筆家になりたい。ボランティア活動を通じて、自分と同じ心に傷を負った子どもたちのために、少しでも役に立ちたい」と夢を語りました。