民青同盟鳥取県委員会は3月31日、鳥取市で講座「ブラックバイトにつぶされないために」を観る会を開き、参加者で交流しました。
講座は、東京都の明治大学で開かれ、首都圏青年ユニオンの神部紅委員長、ブラック企業被害対策弁護団の佐々木亮代表らが講師を務め、ブラックバイトの実態を告発し、対応の仕方などを学びました。
「観る会」に参加した女子学生(19)は、アルバイト学生らが中心になって土日に飲食の提供や県外の試食販売をする仕事で、「バイトリーダーは、シフトを決めて回し、現場に責任を持たされ、会社から叱責もされるが、時給は他のバイトと同じ」「新人は15分前から準備に入るが時給はつかない」「8時間を超えて働いても割り増しがつかない」など実態を告発し、「4年間やって卒業する学生もいる。おかしいことが普通になっていることがわかった。今年は学生だけで現場を回すように言われていて、いっそうひどいことになる」とのべました。
学生らは、「ブラックバイトの世界がブラック企業の人材育成機関になっていて、学生ユニオンに入ってただすことが重要」などと話し合いました。