【5月3日付】民青同盟が風力発電見学-北栄町で自然エネルギー学ぶ

 民青同盟鳥取県委員会は4月19日、北栄町を訪れ風力発電について学びました。


 北栄町は、7億円の補助金を受け、事業費約28億円をかけて風力発電所(1500㌔㍗×9基)を建設。現在、稼働10年目です。発電量は、6600世帯分に相当します。


 借入金を13年で完済し、20年間稼働する計画です。


 参加者は、現地を訪れ町の担当者の説明を受けました。


 担当者は、2012年7月開始の固定価格買い取り制度で、年間売電収入は2億5000万円から4億8000万円に増え、一般会計に5000万円を繰り出していると紹介。用途については、町民負担の軽減にという声があったが、現時点では公民館屋根への太陽光発電設置、防犯灯のLED化、電気自動車の導入に使っていると報告しました。


 風力発電導入の意義についてエネルギーの地産地消、温暖化を招く二酸化炭素の削減、地域エネルギー導入のモデル自治体、環境問題の啓発、町独自財源の充実を上げました。


 参加者は、図書館のDVDで地球温暖化、熱帯雨林の消失、大気汚染、資源の枯渇、ごみ問題など環境問題についても学び、「原発に頼らない社会を」などと交流しました。