【5月24日付】爽風 春名なおあき参院比例候補ー平和偽る戦争法

 いよいよ戦争法案が国会に上程されました。安倍首相は「“戦争法案”はレッテル張り」と声を荒げました。


名称は「平和安全保障法制」でも、これほど国民を馬鹿にした態度はありません。当のアメリカ軍準機関紙『星条旗』は「この国の平和主義政策の大転換」と本質をずばり。戦闘地域に自衛隊を派遣、首相自身「攻撃されたら」の問いに「応戦する」と明言しています。アフガンで3500名もの死者を出している治安維持活動を任務に加え、武器使用基準も大幅緩和、集団的自衛権の名で日本が攻められてもいないのに、アメリカと軍事行動に乗り出す―どこからどうみても戦争法案としか言いようがありません。隊員犠牲のリスクが高まるとの問いに「すでに1800名が殉職している」。災害救助、病気などでの死と戦死を同列視、戦死もあたかも当然かのように言い放つ。この人に国民の命も未来もけっして託すことはできません。


 3月12日に記者発表して以来、初めて中国地方での活動を本格化しました。07年参院選以来8年ぶりにお会いする方々も多数。広島、福山、尾道、岡山、倉敷、高梁などを巡りましたがどこでもあたたかい歓迎をいただきました。街頭演説には党員、後援会員のみなさんが多数駆けつけ、のぼりを持ち、ビラを配り、不自由なお体をおして演説を燐とした姿で聞いてくださる、その目の奥から「子どもや孫、若者を戦場に送らない」との熱い思いが伝わってきます。水島では60名の方が待ち構える演説場所に到着すると「春名さんようこそ水島へ。参議院に送り出そう」の横断幕が。岡山の青年たちは「はるトーク」と銘打ったつどいを開催してくれました。広島の土砂災害現場では供えられたお花の前で手を合わせました。


 昨年暮れ中国ブロックから11年ぶりに議席を復活させた大平喜信衆院議員と憲法対談。民青中央勤務、36歳で国会初当選、憲法審査会所属と、私と瓜二つの歩みの大平さん。おつれあいも保育士を退職して上京、広島に帰って新婦人勤務と、これまた私の妻と瓜二つの歩み。太い糸でむすばれています。


 高知への帰りの列車で「大阪都構想否決」の一報。維新政治退場の審判に胸がすく思いです。