「被ばく70周年を考える平和のつどい」が5月23日、鳥取市で開かれ約200名が参加しました。
ニューヨークの国連で開かれたNPT(核不拡散条約)再検討会議の要請行動に参加した鳥取県被団協の石川行弘事務局長、鳥取生協病院の斉藤基院長、男性職員(28)、鳥取民医療連事務局の女性職員(29)、新婦人鳥取支部の柳明子事務局長の5人が活動報告しました。
石川氏は、NPT再検討会議で最終文書採択を妨害した核保有国を批判。「核兵器が我々を終わりにする前に、我々が核兵器を終わりにしよう」と訴えました。斉藤氏らは、署名を呼びかけながら絵本「貞子と千羽鶴」を英訳した小冊子に折り鶴を付けて渡したことなど報告しました。
二部で女優の日色ともゑさんが、「戦場」(花森安治)、「ヒロシマの空」(林幸子)などの詩を朗読し平和への思いを語りました。
日色さんは、千葉県に疎開しなかったら東京大空襲で死んでいただろうとのべ、原点であるヒロシマ、ナガサキに立ちかえり、朗読劇「夏の雲は忘れない」を今年も7月から8月にかけて上演することを紹介。未来ある子どもたちに再び戦争を体験させてはならないと訴えました。