第25回鳥取県母親大会が6月21日、北栄町で開かれました。全県から135人が参加し、戦争法案反対の特別決議をあげました。
田中文子実行委員長があいさつし、戦争の歴史を繰り返してはならないと、戦争法案の廃案を訴えました。
俳優の有馬理恵さんが記念講演。参加者は、NPT(核不拡散条約)再検討会議要請行動、年金引き下げ減額違憲訴訟、子ども子育て新制度の改善、介護予防の日常生活支援総合事業の矛盾について活動報告しました。
有馬さんは「差別と戦争をなくそう」をテーマに講演し、戯曲「釈迦内棺唄」の20分バージョンを演じ、自らの生い立ちや祖父がB級戦犯だったことに触れ、「日本が再び戦争をする法案を被害国は決して許さないだろう」とのべました。
福島原発事故で家も仕事も奪われ仮説住宅に暮らし、仕事といえば被ばく覚悟の除染作業しかない避難者の現状を紹介し、「戦争も原発事故も誰も責任を問われていない。被害者は納得しない」と告発しました。
東京でも子どもが鼻血を激しく出して困ったことをあげ、「初期段階での健康調査が非常に重要でしたが国はしませんでした。甲状腺検査は重要です」と訴えました。