鳥取市「9条の会」は7月19日、市内で講演会を開き、約70人が参加しました。戦争法案阻止のために思い切って行動を広げようと話し合いました。
鳥取生協病院の斎藤基院長が、NPT(核不拡散条約)再検討会議要請行動やポーランドのアウシュビッツ、トレブリンカ絶滅収容所の史跡訪問旅行を報告しました。
小児科医、孤児院院長で児童文学者のコルチャック先生が、ワルシャワゲットーから子どもたち約200人、教師数十人と共にトレブリンカに移送され、ガス室で殺害されたことを紹介しました。ガスはディーゼルエンジンが出す一酸化炭素だったとのべました。
藤田安一鳥取大学教授は、安倍政権が戦争法案を強行する理由を、①アメリカの要請に応え、米国の財政と若者の命を「節約」するために、米国の行う介入戦争を肩代わりする②日本の財界が軍需産業でもうける③戦前のような軍事大国化を実現する―ためだと指摘しました。
参加者は、「安倍の支持率が30%台に急落し、反対世論と運動を広げれば廃案に追い込める可能性がある」「安倍ノーのポスターを我が家に貼ろう」「戦争許すな、独裁許すなの一点共闘を」と活発に論議しました。