米子市で7月25日、辺野古新基地建設反対・戦争立法阻止「講演と琉球舞踊のつどい」が開かれ、約350人が参加しました。主催は同実行委員会。
元沖縄県立中部病院院長の平安山英盛氏が講演。丸山洋子氏(岡山県倉敷市)ら5人が琉球舞踊を披露しました。
平安山氏は、辺野古(キャンプシュワブ)大浦崎収容所で生まれました。両親(本部町)は、1945年に上本部飛行場の建設のために米軍によって土地を奪われ、今帰仁・本部・伊江島の住民約4万人が捕虜として大浦崎に収容されました。翌年には、栄養失調とマラリアで多くの人が亡くなりました。
平安山氏一家は、国頭村辺土名に移住。山を開墾し、田畑を借りて小作するなど貧しい生活を送るなか、3人兄弟が医学部に入るなど「医学3兄弟」として名声を馳せたことを紹介しました。
辺野古新基地建設反対のたたかいでは、沖縄選出の自民党国会議員5人が石破茂幹事長(当時)によって移設容認に変節させられ、「平成の琉球処分」と言われていること、新基地反対の建白書や名護市長選、沖縄知事選、総選挙での勝利を報告。「辺野古が埋められると、安保法案(戦争法案)による日米共同作戦が沖縄で実行される」と警告しました。