県原爆被害者協議会は6日、鳥取市で被爆70周年鳥取県原爆死没者追悼・平和祈念式典を開き、県内の被爆者、遺族、行政関係者など約100人が参列しました。
昨年度に亡くなった被爆者29人のうち27人の名簿が奉納され、県内の原爆死没者は1062人(奉納1031人)となりました。県内の被爆者健康手帳所有者は3月末現在、339人で、平均年齢は83・96歳です。
田中一朗会長(86)は「NPT(核不拡散条約)再検討会議は、核保有国の反対で最終文書の合意に至らなかったが、核兵器禁止条約の締結を求める声が世界の世論になっている。人類は核兵器と共存できない。核なき人間社会の実現を」と追悼の言葉をのべました。
日本共産党を代表して、市谷知子県議が献花しました。