【8月23日付】鳥取医療生協が平和のつどいー再び戦争してはならない

鳥取医療生協は9日、鳥取市で平和のつどいを開催しました。


 戦時中のお話で、戦時中をシンガポールと西宮市で過ごした石井安子さん(82)、同じく京城(ソウル)で過ごした市谷尚三さん(77)が体験談を話しました。


 市谷さんは、貿易会社の京城支店長をしていた父親が招集され、フィリピンのレイテ島で戦死しました。残された母親と弟、妹とともに日本に引き揚げました。その際、韓国の知人が汽車の席を確保してくれ、それに怒った韓国人に母が殴られたことなど話しました。


 市谷さんは、日本の朝鮮侵略の歴史を学び、偏見や恐怖を払しょく。戦争法案が強行されようとするなか、再び戦争してはならないという思いを強くしていると語りました。


 つどいでは、映画「おこりじぞう」「ながさきの子うま」の上映。平和コンサート、ビルマ遺品展、原爆パネルなどの展示がされました。