鳥取市の若者や学生らが5日夜、戦争法案について考えようと鳥取駅前・風紋広場でピース・フェスタ(同実行委員会主催)を開き、約50人が参加しました。親子連れの姿が多く見られました。
シンガー・ソングライターの森田さやかさんがミニライブをした後、参加者の質問に答える形で、憲法研究者の浜田章作氏(元鳥取短期大学助教授・法学)、県弁護士会講師の中崎雄一弁護士を交えてトークライブをしました。
「安保法案って何?」の質問に対し、中崎弁護士が「自衛隊が自国防衛のみならず、他国防衛で戦える軍隊に転換し、殺し、殺される戦争する国になる。国内外の日本人がテロの標的になる」と答えました。
「多くの学生が多額の奨学金(借金)を抱えて社会に出るが、徴兵制になるのでは?」の質問に対し、浜田氏は、アメリカが日本の戦争法案成立を前提に陸軍 (4万人)を削減することを紹介。「自衛隊が米陸軍を代替することになる。自衛隊が奨学金を肩代わりする経済的徴兵制があり得る。アメリカの要求が強まれ
ば、陸上自衛隊を増やすために徴兵制を敷くしかない。憲法を解釈で変える政権の言うことは信用できない」と答えました。
「安倍首相はどうし国民の言うことを聞かないのか」の質問に、浜田氏は「〝戦争法案は違憲〟などの国民の声を聞いたら法案が成り立たなくなる」と答えました。