【9月20日付】北栄町でマスメディアフォーラムー政権によるメディア支配に注意を

 北栄町で6日、「マスメディアの今を考えるフォーラム」(同実行委員会主催)が開かれ、約200人が参加しました。


 元NHKディレクターで「女たちの戦争と平和資料館」館長の池田恵理子さんが講演し、ファシズム政権は教育とメディアをコントロールすることで成立すると指摘し、政権によるメディア支配とたたかい、メディアの誤りを正す運動を提起しました。


 池田さんが運営委員を務めた、日本軍慰安婦問題の責任を追及する女性国際戦犯法廷(2000年12月)を扱ったNHK番組を、安倍首相(当時副官房長官)が圧力をかけて改変させ、現在、NHK会長や経営委員に側近を送り、NHKを支配していることを告発。


 NHKの偏向ぶりを、集団的自衛権行使容認関連の22回、167分の報道で「政府よりの見解は114分、市民のデモや批判は77秒だった」と指摘し、「権力を監視し、戦争する国への動きを食い止めることは、ジャーナリストの重要な役割だ」と強調しました。


 NHKの内部告発制度で告発者が上部にリークされる言論統制を指摘。読売新聞の安倍広報機関紙化にもふれ、よい報道を励まし、ひどい報道に抗議しようと呼びかけました。