原発ゼロをめざす市民団体「えねみら・とっとり」と「脱原発しょいや」は10月26日、鳥取市の中国電力鳥取支社前で原発再稼働反対・脱原発のランチタイムアピールを行い、中電に低レベル放射性廃棄物処理に関わるデータねつ造問題についての住民説明会の開催を申し入れました。中電は議会にしか説明していません。
えねみら・とっとりの山中幸子共同代表は、「今日は原子力の日(東海村で日本初の原子力発電)だが、さよなら原子力の日にしよう」と呼びかけ。13人の参加者は、川内原発の再稼働や伊方原発などの再稼働の動きに対し、「原発なしで電気は足りている」「放射性廃棄物が処理できない」「原発事故などの危険がある」と批判し、「原発以外の電力を選ぼう」と訴えました。
申し入れに対し、鳥取支社の松谷洋志マネージャーが応対。山中代表は、島根原発の低レベル放射性廃棄物をドラム缶に詰める際の水とモルタルを計る計器の点検記録ねつ造は、土用ダムのデータ改ざん、大量の点検漏れに続き信頼を失墜するものだとのべ、住民への説明を求めました。
松谷氏はねつ造を謝罪し、「文書は本社に上げる。説明会は検討する」と答えました。