【12月13日付】米子市で産廃反対集会 ー 名水の里を守ろう

 

 米子市で11月22日、淀江町に計画されている産廃最終処分場建設に反対する集会「水を守るための住民会議」が開かれ、約350人が参加しました。


 

 梅林喜代恵実行委員長が「産廃処分場は子孫への時限爆弾。安全な環境を守るのは私たちの世代の責任です」とあいさつしました。


 スタッフが映像を駆使して現状を報告。集会ポスターを手掛けた大山町のアーティストの司会で、淀江町ゆかりの若者らが質問し、住民団体「大山ふもとの自然環境と米子の水を守る会」の山根一典会長らが答えました。


 若者らは、ふるさとの米のおいしさや水の大切さを訴えました。高専教師の庄倉克彦さんは「民間企業が手をあげ、県が乗った」のであり、場所が適地か検討せず、住民の声を聞かずに強行したと指摘しました。予定地は名水の里で下流には水源池もあり適地ではない、500㍍以内の自治会に説明すればいい問題ではなく、西部地域全体の問題だと訴えました。


 若者や子育て世代の参加が多く、「税金は産廃処分場に使うのでなく、ごみ減量化に務める県内企業に」「自然豊な鳥取県こそ、ごみゼロをめざしてほしい」との発言に拍手が起こりました。


 集会後、JR淀江駅まで約2㌔を、ギターを弾きながら「おいしい水を守ろう」と唱和して行進しました。