鳥取県の「南部町 戦争法の廃止を実現する会」は12日、50人が参加し、参院選にのぞむ各党の意見を聞く集いを開きました。
政党は、日本共産党の錦織陽子県議、民主党の福間裕隆県議、社民党の知久馬二三子・元衆院議員が出席しました。
錦織氏は、父親が乗った艦船を撃沈されたことや敵を撃ち殺したことなどを話し、戦争法反対の野党共闘を求める市民の声に応えて、国民連合政府を提案したことを報告。戦争法を廃止し、立憲主義を回復する一点での共闘・選挙協力を訴えました。
県連副代表で選対委員長の福間氏は、安倍政権の民主主義、立憲主義の否定は許されないとして、自公を少数派に追い込み安倍政権を倒すために、安保法制廃止の一点で幅広い共同がつくれる無所属の候補を立てたいとのべました。
知久馬氏は、兄の戦死に母親が嘆いた姿が忘れられないとのべ、「安倍政権は戦争への道を歩んでいる。安倍政権をとめるために野党の候補者を擁立したい」と話しました。
会場から「国民が初めて手にする自分たちの選挙だ。戦争法反対で一致団結しようではないか」「戦争法廃止の一点でまとまって選挙を」「民主党は、共産党といっしょにやる決意をしてほしい」「自民党の現職は盛んに動いている。野党は候補者もまとまらず、本当で勝つ気があるのか」などの声が出されました。
福間氏は、超党派の「山陰から日本の流れを変える会」が発足しており、民主党が打診している男性に同会が年内に出馬を要請すると答えました。