【2月7日付】 大山森林組合長と赤碕漁協組合長と春名候補懇談 ― ナラ枯れ対策強化・放流事業継続を

 春名なおあき参院比例候補は1月20日、大山町の大山森林組合の椎木孝明組合長、琴浦町の赤碕漁協の祇園行裕組合長とそれぞれ懇談しました。

 

錦織陽子県議、大森正治大山町議、青亀寿宏琴浦町議が同席しました。


 椎木組合長は、カシノナガキクイムシによるナラ枯れ対策に追われているとして、対策を紹介しました。


 大山では、約1万3千本の被害木があり、枯死した木は根元から50㌢は10㌢メッシュ、150㌢までは20㌢メッシュで、ドリルで穴を開けて薬剤を注入、枯れていない被害木は根元から2㍍までビニールで被覆し脱出を防ぐ作業を町の事業でしているとのべました。


 全面的な対策をとっている町は、京都の神社仏閣などを除いて全国的に珍しく、雑木だからとして放置されていると警告しました。


 用材は赤松が主流で、松枯れ対策の空中散布に取り組んでいるが、ヘリ業者が減って対策が遅れているとのべました。


 祇園組合長は、後継者問題で新船をリース事業で購入した漁業者が、数千万円の借金に苦しんでいることをあげ、国支援を要望。県が稚貝放流事業への助成を打ち切る問題で、赤碕のように操業時間や大きさを規制して資源管理をしているところは継続をと要望。ふるさと納税特産品の松葉ガニセットが好評で、松葉ガニの注文が相次いでいると紹介しました。


 春名氏は、TPP(環太平洋連携協定)で食料自給率が低下しては国が成り立たたず、食の安全も損なわれると指摘しました。