NPO法人鳥取県木村式自然栽培実行委員会は昨年11月21日、湯梨浜町で講演会を開きました。青森県弘前市のシェフ・山崎隆氏が「奇跡のリンゴスープ物語」と題して講演し、子どもたちに安全、安心な食事をと訴えました。
山崎氏は、木村秋則氏が自然栽培で育てた「奇跡のリンゴ」を世に広めた人として知られています。
山崎氏は、1989年に無農薬、無肥料の食材を求めて木村さんに出会い、小さかったり、歪んでいて売れないリンゴを有名にするために食事会を開くなどして売り込んできました。
木村さんと交友を深め、安全で安心な食事が大事だと気づいてホテルの料理長を辞め、フランス料理の店を開きました。
山崎氏は、日本が農薬や食品添加物の使用が非常に多い国だと指摘。米国が禁止しているマーガリンやショートニングが許可され、学校給食でもミネラルが溶け出た水煮食品(レトルト・冷凍食品、惣菜)が多用され、ミネラルやカルシウムの吸収を阻害するリン酸塩が加工食品に多用され、加工肉も発がん性が指摘されているとのべ、なるべく無農薬、無肥料、無添加のものを子どもたちに食べさせてほしいと話しました。