鳥取県消費者大会が3日、鳥取市で開かれました。消費生活アドバイザーの辰巳菊子氏が電力自由化について講演し、「消費者の選択が電力を変える」として再生可能エネルギーを選ぶよう呼びかけました。
パネルディスカッション「自然エネルギーで豊かな鳥取を」がおこなわれ、鳥取市経済・雇用戦略課の大角真一郎氏、市民エネルギーとっとりの手塚智子代表、協和地建コンサルタントの石倉昭和社長がパネリストとして活動報告しました。
大角氏は、民間ガス会社と共同出資して地域電力会社「とっとり市民電力」を設立し、電気を市の75施設に提供し、将来的には家庭へ販売するとして、電源構成は再生可能エネルギー4割の計画(6割は他の電力会社などから購入)だが、将来的には地域エネルギーの開発、買い取りなどで8割程度にしたいと話しました。
手塚氏は、市民が資金を出し合って太陽光発電所をつくり、運営していることを報告。「エネルギーの地産をすすめ地域でお金が回るようにしたい」とのべました。
石倉氏は、湯梨浜町の温泉熱発電について報告しました。
会場から「原子力発電の電力は使いたくない。市民電力に切り替えたい」などの発言がありました。