【3月20日付】 爽風 春名なおあき参院比例候補

 3月11日、今年もあの忌まわしい日、忘れてはならない日が訪れました。東日本大震災と福島原発事故から丸5年。避難生活を余儀なくされている方はいまだに17万人、うち福島県は10万人。支援の打ち切りがすすみ、生活も生業にも希望が見えない多くの被災者のみなさん。原発事故は原因すらわからず、汚染水が毎日550トンも排出され、除染ゴミの山があふれています。日常に戻れないおびただしい人々。なにも終わっていない、なにも解決していない。


 13日、岡山の高梁市で放射能汚染から逃れてきた移住者のお話をうかがいました。「夫は関東のアパートで一人暮らし。家族はバラバラ。倒れそうな気持だがなんとか立っている」、「『安全だから戻れなんて無責任』。情報を正確に公開してほしい」、「母子の移住者はとっても生きづらい」。涙ながらの身につまされるお話に私も涙。若いお母さんが「原発事故と放射能汚染という現実に向き合い、政治と自分がつながっている、つながないといけないと思うようになった」と、自らの変化を語ってくれまた涙。


 徳島の192回目の金曜日行動(11日)、広島の原発ゼロ大集会(12日)に参加。大津地裁判決も力に、再稼働絶対阻止、廃炉と拳を振り上げました。


 8日、山原健二郎故衆議院議員の13回目の南炎忌。梶田順子さんが文人山原の姿を短歌とともに解説。あらためて「大きな人だ」と。いまごろあの世で安倍の暴走に烈火のごとく怒りを爆発させているでしょう。


 11日、徳島の重税反対集会へ。消費税5%(14年)時、法人税39%、10%(17年予定)時、29%台へ。「消費税増税を裏から読めば法人税減税と書いてある」と怒りの報告。理不尽極まりない庶民増税はお断り。この怒りが日本列島隅々にこだましました。


 9日、愛媛で青年労働者から聞き取り調査。「どんなに残業しても一日2時間までの残業代、休日出勤は無給、体がぼろぼろになって半年で辞めた」。青年を使いつぶしにする社会、会社に未来はない。青年が声をあげ、青年の力で政治を変える選挙へ。