とっとり震災支援連絡協議会は11日、鳥取市で被災者支援フォーラムを開きました。共催した鳥取県の平井伸治知事は「どこの地域にも負けない被災者支援をしたい」と表明しました。
福島県須賀川市できゅうりやコメ、白ネギ、ウドなどを生産する専業農家、設楽哲也さん(36)は、リン酸カリを巻いて放射性セシウムの吸収を抑制させるなど苦労しながら作物を作り、日々情報発信して福島の農業再興のために努力していること紹介。「食べてくれとは言わないが、イメージだけで判断してほしくない」と語りました。
両親、弟と福島県郡山市から避難してきた千葉凪彩さん(16)は、得意の空手で世界チャンピオンに。「福島の人に少しでも元気になってもらえたらと思います。将来は看護師になって鳥取の人に恩返ししたい」と語りました。
同協議会の川西清美代表は、被災者の交流や福島の子どもたちを保養に受け入れる活動を報告し、県営・市営住宅を最低8年間無償提供する県、鳥取市などの厚い支援に感謝しました。