鳥取県議会で3月14日、日本共産党の錦織陽子議員が島根原発、淀江産廃最終処分場などで一般質問しました。
錦織氏は、大津地裁の高浜原発運転差し止め決定について質問。平井伸治知事は「周辺自治体も立地と同じように影響を受ける。周辺地域の住民が出訴して決定が出たことは大きなポイントだ。(島根原発などの)再稼働の際に周辺自治体の意見を聞いてすすめるよう国に求めたい」と答えました。
錦織氏は、島根原発の近くには地震によって隆起したベンチがあることを紹介。宍道断層が25㌔にのび、98㌔の鳥取沖西部・東部断層と連動する可能性を指摘し、海底調査の実施を求めました。
平井知事は「志賀原発1号機直下のS‐1断層が活断層であれば再稼働できない。こういうことが従来の原子力安全審査で見逃されてきた。原子力規制委員会に本腰を入れた活断層の再調査を求めたい」と答えました。
錦織氏は淀江産廃処分場問題で県環境管理事業センターが住民ビラへの反論文書を配布したことも追及しました。ビラに「嘘もあった(ダイオキシン国基準は年平均)」との担当者の答弁に、錦織氏は「塩川のダイオキシンが基準値を超えたとき県が調査しなかったことを言っている」と反論しました。