若桜町のわかさ生協診療所に3日、「レインボー9パネル」が設置されました。パネルは診療所やSL、桜、山、町並みを背景にして子どもたちや家族、お年寄りの姿が描かれ、レインボー9を後景に「へいわ」「けんこう」「しあわせ」の文字が躍っています。
除幕式には約50人が参加。守山泰生所長は、秘密保護法など軍靴の足音に危機感を抱き「わかさ生協診療所9条の会」を立ち上げたとして、「医療・介護現場で働く私たちは、傷つけ命を奪い合う戦争に絶対反対です。18世紀に始まった協同組合運動は、第一次世界大戦後の世界大会で平和の意義を確認し、ノアの箱舟の虹を運動のシンボルとしました。憲法9条を護る意思を込めて憲法記念日に除幕しました」とのべました。
パネルの原画を制作したクリエーターの山本拓司さん(30)は、筋ジストロフィー症のため、横に寝たままペンを少しずつ動かしながらCGを使って3カ月で仕上げました。「若桜町の自然の豊かさやSL、若桜神社、鬼ケ城跡も描きました。町内外の方々に親しんでいただけたら」とあいさつしました。