【6月5日付】鳥取市で若者らが選挙を語るーお金がなくて大学行けない

 鳥取市で5月25日、若者らが選挙について語り合いました。主催は、若者有志でつくる「鳥の話しba」。17歳の高校生、鳥取大学生、鳥取環境大学生、20代、30代のサラリーマン、年金生活者ら約40人が参加しました。


 7つのテーブルに分かれ、25分ずつの話し合いを4ラウンド。テーマは「たった1票で何が変わるの」「投票するときの決め手は」など。


 「熊本でも地震が起きて人ごとでは済まなくなった。政治に何ができるか考えておかないと」「ネットで投票できるようにしてほしい」「若者の代表が出られるように被選挙権年齢を下げてほしい」「奨学金の返済を免除してくれたらうれしい」「結局、政策で選ぶことになる。当選後も公約を実行するか見ておく必要がある」「知名度や地盤で当落が決まる。誰がやってもいっしょ」などの意見が出ました。


 女子大学生(20)は「すごい興味がありました。大学の友人とは政治の話はしません。1票も積もれば山となる。選挙に行かなきゃと思いました。私は授業料免除ですが、私以上に苦しんでいる学生がたくさんいます。国立大学は学費を無料にしてほしい。お金持ちしか大学に行けないのはおかしい」と話していました。