【6月19日付】科学者会議が地方再生フォーラムー福島野党統一候補が講演

 日本科学者会議鳥取支部は4日、中央学院大学の福島浩彦教授を招いて鳥取市で「真の地方再生を考える」と題したフォーラムを開き、約200人が参加しました。


 福島氏が基調講演し、鳥取市議の椋田昇一氏(無所属)、鳥取医療生協の池成福巳副組合長がサブ報告しました。


 福島氏は、人口減少社会での「人口の奪い合い」は自治体を疲弊させるだけの税金の無駄づかいとなり、「地方創生」は国の方針に従う自治体だけに税を交付する中央集権的なもので、地方再生に逆行すると批判。自治体が自由に使える一括交付金、地方交付税による不十分な再分配を是正することこそ必要だと強調しました。


 池成氏は、医療生協の事業活動と地域づくりの取り組みを紹介。「超高齢化、少子化、人口減少、高齢者世帯、認知症、がん死亡率の増加、多死社会は避けられない」として、健康増進活動(運動・食・歯・筋力プログラム)、地域見守り活動(新聞の手配り活動で2市8町と調印)、無料低額診療を報告しました。